二日酔いと胃液とボク


二日酔いと胃液とボク


れまで酒が原因で、こんなに後悔したことはありません。
やられました二日酔い。ぼぶ前日に、職場の歓送迎会があってつい調子に乗りすぎました。
午後8時から飲み屋、午前1時にはカラオケ屋へ移動…。
酒自体は飲み屋でしか飲んでいなかったのだけど、どうも歌っている最中、これまで感じたことがないような
凄まじい朦朧感に襲われていたのは確かです…。
…この場で、終わったことへの後悔の念を延々と語るつもりはありませんが…
やぁっぱし失敗だったよ…。

結局カラオケが終わったのは午前4時。それから帰って、すぐ布団へ倒れこみはしたものの、ちょうどアルコールが醒め始めてきていたものだから、
そんな状態で眠れるわけもありません。目はぱっちり冴えているもんだから、もう体の疲れなんか無視です。
でも、寝ないわけにもいきません。なぜなら…!!

その日は…朝10時に姫(小学校1年生)がひとり電車に乗って栃木まで来るからです!
その姫を捕獲するという重要且つ失敗の許されない任務がある以上、二日酔いだから行けないなんて言えるわけもないし、
そんなこっちの都合で中止なんてしてしまったら、姫がかわいそうではないですか!

そんなわけでたいして寝ていない疲労困憊の体を無理矢理引き起こしバイクに跨りました。
電車に乗って到着した小山駅。何とか姫を捕獲できたものの、電車の中ではもう…胃液しか出なくなっていました。
汚い話で大変申し訳ありません…。あげくに姫からは『口くさぁい』といわれてしまう始末…。(T-T)
慌てて持ってきていたタオルを口に当て、そうしながら話すことにしました。
しかし、吐き気はおさまってはくれません…。

姫も最初はいつものわがままぶりを発揮していたものの、あまりにも僕の調子が悪そうに見えたのか、最後には心配しだしました。
僕を気遣ってくれたのか、電車の中でぬりえを取り出す姫。

『い、いや…ぬりえはきついぞ、ぬりえは…』

と、心の中で思いつつもせっかく気を紛らわせてくれるものを取り出してくれたので、やってみることにしました。

そうこうしているうちに、目的地の栃木県のとある駅へ到着。
そこには僕たちを迎えにきてくれた友人がすでに到着していました。
挨拶もそこそこに、薬局を要求。
二日酔いの薬と口臭予防の薬を手に入れて即効で飲みました…。
こんなだめな大人を許しておくれ、姫…。

さて、初日ぼぶの舞台は群馬でした。
もう6年だか7年だかの付き合いになる、今では一児の母となった友人と実に2年ぶりくらいの再会。
それと、以前から会いたいと思っていたその友人の子(以下タロウ)との初対面が実現したのです!
最初こそ、多少人見知りがうかがえたタロウ。

まあしかしそこはやはり、友人の子だけあって度胸は満点です。
一通り食事を済ませた後に、タロウから僕へ電車名の講義が始まりました。
新幹線『マックス』を『まっすく』と言うあたりはもう、さすが先生です。(笑)
タロウとは握手をして、次回こそは遊ぶと約束をして別れました。
タロウ、かわいいっす…。

さて、そこからは車で東京へ。
本当はその合間にもいろいろと紆余曲折はあったのだけど、僕の文章能力が乏しいため、
紹介したとしても、皆さんの混乱する絵しか思い浮かばないので割愛させていただきますです…。

ここからは大本番のぼぶ。初日は初東京ドームで野球観戦です。
これまで東京ドームシティへは何度も行ったことがあるものの、東京ドーム内は初めて。
入場して、球場へと昇る階段から少しずつ見えてくるのは、スタンドを埋め尽くす人、人、人…。

そして、球場内に見える選手たち。
対戦カードは『巨人vs中日』。柔道の谷亮子選手のだんなさんなどが、目の前に(って言っても随分遠い)いるわけです。
でも、その辺はどうでも良いわけで、巨人軍の話をあの場でしたとしたら、きっと酷い目にあっていただろうとも思うわけで…。
中日側の席でしたから。(笑)

僕は最初からあまり巨人は好きではないし(特に理由らしい理由はない)、むしろ中日を応援したいと思っていました。(こっちも理由はない)
相変わらず口をタオルで押さえ、お茶を3,4本飲み干しながら観戦しました。(笑)
球場で飲むビールが美味そうだったけど、こればかりは飲むわけにも飲む気にもなりませんでした。

さて、試合はというと中日のホームラン3発。結果3-1で中日が勝利したわけですが、得点すべてがホームランという
運の良い試合に巡り合えました。しかも、打球はすべて僕が座っていたサード側へ。
それにしても、中日攻撃の時のベンチの盛り上がりようといったら…。

誰の応援歌だったか忘れましたが、一番印象に残っているのが…

『光の速さで突っ走れ〜』

と歌われる応援歌。
それとタイロン・ウッズ選手の『T』(手やメガホンで『T』の形を作る)でした。(笑)
もうひとつ目を引いたのは、竜心会という中日の応援団の存在です。
攻撃イニングになると、ベンチの下のほうで大きな声でファンたちを先導したり、笛や手振りで
応援を盛り上げる役に立っている人たちです。ちょうど、運動会の応援団長のような感じ。
応援のプロです。試合もさることながら、応援団の存在も無性に気になってみていました。

試合後に友人から聞いた話ですが、彼らは全員ボランティア…というよりもコアなファンだからこそ
自分から進んで応援団長的なことをしているとのこと。今度野球中継がやっていたら、気にして見てみてください。
中日に限らず、巨人や他の球団にもこのような応援団はいます。
それぞれの球団のシンボルカラーを着た人たちこそ、その応援団だと思いますよ。

それにしても、応援ベンチというのは熱気にあふれています。
応援団の先導もありますが、他にも酔って守備の回にベンチ下まで降りてきては一生懸命応援をするおっさん。
結構刺激的なおっさんでした。いやね、応援のときに『かっとばせー○○(選手名)、よっみうりた・お・せーおー』って言うんです。
そのよっみうっりた・お・せーのところを、少しおかまっぽい下半身をしながら一生懸命巨人ファンベンチへ叫ぶんです。
いろいろな意味で刺激的でした…。おっさん、キモイぞ…。(笑)

まあ、そんな初の球場。影響されやすい僕は、少しだけ野球が好きになりました。
今度行ったときは必ず球場でビールを飲みます…。(笑)

結果、3-1で勝利の中日。
ホームランも見られたし、口もとを抑えながらも満足でした。
ビールを売っているお姉さんも美人な人ばかりでした。

さて、野球が終わったのは午後9時過ぎ。
帰宅でごった返す東京ドーム周辺を抜け、飲み屋へ行きました。
とは言っても、僕は相変わらずの…なので、酒なんか飲む気にもなりません。
とにかくさっぱりしたものをかたっぱしから、食いまくっていました。
友人曰く『二日酔いのときは、沢山食べたほうが良い』というアドバイスからでした。
昼飯は、まぐろ丼を残したからなあ。

さて、翌日。
昨日よりは随分と落ち着いた僕の胃は、少しずつ活動をしていました。
プールの前にご飯を、ということでマックに寄って少しだけ遅い朝ごはん。
結構しっかり食いました。前日夕食をしっかり食べたのが良かったのかな。
地獄のような吐き気にも襲われることなく、平和な朝です。(笑)

約12年ぶりのプールでした。室内、温水、流れるプール。準備万端、3時間の水中散歩でございます。
とは言え、あたしゃ泳げません。浮くことは出来ますが、ビートバンがあってやっと安心する人です。(笑)
しっかり3時間遊びきり、出たあとの疲労感はなかなか凄いものでした。
最初は元気だった姫も、気がつけば静かになっていました。
しっかしまあひさしぶりのプール、気持ちよかったなあ。
少しだけ通ってみようかな、と考えております。(笑)


この日、バースディパーティをレッドロブスターで予約していたのですが
時間はまだ3時くらい。さすがに早すぎるからラウンド1のカラオケに行こう、という話になりました。
ラウンド1のカラオケには、2種類のルームがあるんですが、ひとつはステージ付の部屋。
もうひとつはマッサージルームという、マッサージ器が設置してある部屋です。

プールで疲れていた一行は、とにかくマッサージルームを希望しました。
マッサージ器に一番はまっていたのは、姫でした。(笑)
カラオケはというと、まず最初にバースディソングを歌ってもらいました。
8月5日は誕生日です。(笑)
毎度のことながら、欠かさず歌ってくれる友人に感謝です。

そうそう、カラオケ前にUFOキャッチャーでスティッチのぬいぐるみを取りました。
結構でかいやつ。取れそうだったのでプレイしてみたら、案外簡単に取れてしまってびっくりでした。
姫にあげたら大喜び。肌身離さずもっていました。(笑)

そして、場所はレッドロブスター。
バースディパーティでしか行かないレストランで、バースディソングを歌ってくれました。(笑)

『はっぴばーすでいつーゆーはっぴばーすでいつーゆーはっぴばーすでいてんまー』

本当は姫も、歌ってもらうはずだったのに予約した名前が『ひめちゃん』だったので、物凄く嫌がっていました。
でも、彼女は転んでもただじゃ起きません。

『じゃあ、何が良いの?』

と聴いたら…

『お嬢様が良いのッッ!!』

…変わらん。変わらん。(笑)

ちなみに、てんまというのは僕の最初のハンドルネームなのですが、やっぱり照れくさいものです。
てんまくんとひめちゃんで入り口の黒板にでかでかと書いてあるし。(笑)
バースデイソングが終わったら、お隣のおばちゃんも拍手で祝ってくれたのだけど、それも恥ずかしかったのです。(笑)
でも、実のところこのぼぶ以外では誕生日を祝ってもらったことがなかったので(別に祝うようなもんでもないと思っていた)、
ああ、悪くないな嬉しいかもな、と思います。感謝です。

そんなんで、料理も結構食べたし、お酒も大丈夫だろうと思い飲みました。
胃もたれしました。(笑)

この失敗を糧に、これからも生きていこうと思います。(笑)
翌日、朝姫を学童まで送っていきそのまま帰路につきました。
楽しい時間というのは、本当に早く終わってしまうもので寂しいです。

でも、終わるからこそ次がある、と思って日常を頑張れるのかなと思います。

さて、次はどこへ行こう。


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